国連の活動が裏目に?!なってしまった例。



  こんにちは、ポン太です!
皆さん、国際連合ってご存知ですか?
何か、偉いイメージがありますよね!

国際連合の主な目的は、

★国際平和の維持
★社会や経済などの国際協力

などが挙げられます。

 今回は、国連が正義の名の下で制裁を下そうとした。
にも関わらず、中途半端になってしまった計画をご紹介します。






やんちゃ坊主イラク

1990年に、イラクが隣国クウェートに侵攻したことから、
国際連合の安全保障理事会はイラクに対する制裁を決定しました。
この制裁は、国連全加盟国に対して
イラクからのあらゆる物品の輸入を禁止するとともに、
非人道的な物品の輸出を禁止するものでした。

 イラクのやんちゃが祟ったんですね(笑)
国連の制裁を、私は結構妥当なものだと感じました。

 しかし、この制裁によりイラク国内の人々の生活状況が
著しく悪化したため、
国連は、1996年から「石油食料交換プログラム」を開始しました。

 え、ここまでするの?
という疑問を私はここで抱きました。
市民の生活が脅かされる制裁というのは、少しおかしいですよね。



「石油食料交換プログラム」とは?

「イラクが輸出した石油のお金で
食品や医薬品などのみを買うことを許可する」
というプログラムであり、
フセイン政権崩壊を経て2003年まで実施されました。

 このプログラムに関しては、
人道的な観点からは肯定的に捉えられていますが、
プログラム全体については批判が根強いものとなっています。

このプログラムが抱えた問題としては、

★制裁下でありながら、旧フセイン政権が石油を
密かに輸出していたこと
★食品や医薬品などの物品購入の際、
旧フセイン政権が供給業者からマージンを受け取っていたこと
★国連職員が旧フセイン政権側に便宜を図り、収賄を受け取った疑惑があること
などが挙げられます。

 つもり、フセインがこの国連からのプログラムをプレゼントと勘違いしちゃったんですかね(笑)
このプログラムを通して、フセインはちょこしばかりお金を貰っていたのです。
これでは、計画のイメージが丸つぶれですね。



国連の保護者誕生!

国連の人道的な計画がこれらの不正の温床(つまり、計画推進するのに適さない)となったことは、加盟国の国連への不信につながりました。

 しかし、これを契機に、
国連の行政監査制度の改善が行われ、
独立性をもった監査監視機関(つまり、保護者みたいなもの)が設置されることとなりました。



 今回、国連のやった良い事が、結果的にズルされた事例。
 この事により、国連にとっては組織全体を見直す良いきっかけになtったのではないでしょうか?
 フセインは、政治家としては一流だとしても、意外にお金にはがめつかったのかも?
そんな性格も垣間見える出来事だったと思います。

 政治的腐敗が起こると、せっかくの計画も破綻してしまいます。
この事例により、国連にも監査監視機関が設置され、
組織のシステムの観点からは大きな進歩であったといえますが、
今後はしっかりと機能するのかという点に注目です!


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