本当は怖い合気道

こんにちは、Sawaです。
今回は目線を変えて、武術、戦闘技術としての合気道についてです。

~実は怖い基礎技~

さて、今まではスターウォーズとの関係や現代武道としての合気道についてお話ししてきました
現在。

その詳細が気になる方は、こちら↓↓
「スターウォーズに欠かせない?日本の○○道とは一体!?」


私たちが知る合気道は平和を求める「和の武道」であり、女性にも修行がしやすくとても優しい印象が強いのですが・・・
元来の、戦後に大衆化して整備される前の合気道とはどんなものだったのでしょう? 
 
合気道には、入門すると受け身と共に真っ先に稽古する
3種の「基礎技」と呼ばれる技があります。
そのうちの一つが「正面打ち入り身投げ」と呼ばれるものです。

これが元を知ると結構えげつない・・・。

 (いい感じの動画が見つからなかったので画像なしですが...
動きとしては相手の死角、つまり背中側に入り、体勢を崩した後に
顎を腕で跳ね上げるようにして後方に倒す技になります。)

こちらの技、原型は「敵の死角に入り首を折って殺す技」 なんですね。

つまり、昔は今と違って相手をヤルか自分がヤラれるか。
二つに一つですから、敵と出会ったら絶対に勝たないといけないわけで・・・。

もちろん、今はそんなことしたら殺人罪です。
なので、相手を痛めつけない現在の形になっているのですが。
元が殺人術なだけに、いたずらに力任せにかけてしまうと大変なことになるわけです。

実は、私も学生の頃に、自分自身ではないですが、

演武会でゾッとする出来事がありまして・・・

同じ道場に所属する他大学の部員に起こったことです。

二人ともとても上手で、演武会でもいつも何かしらの賞をもらうぐらいの実力なんですが。
その時も、最後に最優秀演武みたいな形で演武を披露していたんです。

そしていつも通り、滞りなく華麗に技を決めて。
最後の大技というときに、受け手が頭から落下してそのまま起きてこなかったんですね。
実はこの時、落下して頭から畳に直撃した時に首がぐにゃっと嫌な曲がり方をしていて・・・
そのまま起きてこないし、会場中ざわめくわ担架で運ばれていくわで

「まさか・・・?」


 
という事態になったんです。

幸い、その時はただの脳震盪で気を失っただけで。
その人は無事でしたが。
実力のある有段者同士でも、一歩間違えると死んでいたかも・・・・。
障害が残ったかもという状況で、私が初めて武道の怖い一面を感じた。
そんな、出来事でもあったわけです。

もちろん、武道はスポーツと違って、些細な不注意でも大怪我につながりますし、
そういった話しは見聞きしていて、他の武道での死亡事故などの話しも聞いてはいましたが...

実際に人が死んでいたかもしれない...

という場面を見るのとでは全然違うんですね。


合気道には段階が進んでいくと、元々は、

「逆関節で骨を折る技」

とか、

「両手を使えない状態にして頭から落とす技」

諸々、かける方も注意を要する技というのが、ゴロゴロあります。

だから当然、教わる時も教える時も、
「ここに当ててしまうと骨折につながるから、必ずこっちに腕を入れて」
とか

「あんまり深く入ると受け身が取れなくて危険だから浅く」
といった指導になるのですが・・・。



ちなみにかつて開祖 は、

 
「もし本当の合気道をやれば全員死んでしまう」

といった言葉を残していたそうで...
やはりこの言葉も殺人術としての合気道を物語っていると思うんですね。 

開祖の時代はまだ戦争もあり、やるかやられるかの場面も沢山ありました。

ですので合気道も

いかに 相手を潰すか、攻撃を受けても返り討ちにするか。

という戦闘技術としての側面も色濃かったのです。


私も動画などで戦前の合気道の映像を観たことがありますが、
確かに戦前のものは激しい印象があります。
そして調べていると

今では考えられないような激しい稽古もあり ...

やはり本当に極めようと思うと生易しいものではないんですね。

では、戦前の合気道はどんなものだったのか?

これはまた別の機会にしますね。

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