世界の偉人も支持する禅?!における合気道論。
皆さんこんにちは。
スターウォーズの記事で触れた合気道について。
「ん?」
と思った方は、こちらをどうぞ^^
スターウォーズに欠かせない、日本の○○道とは一体?!
今日はこの合気道とスターウォーズとの関係性に、もう少し突っ込んでいきたいと思います。
合気道を、まずはウォッチ
説明の前にまずは動画からいきましょう。白黒の古い物ですが、
こちらは合気道の創始者である植芝盛平翁の姿を映した物です。
一つ目は体術、
二つ目は剣と杖を使った武器技ですね。
こちらの動画を観ると
「どこがスターウォーズ?」
という感じですが…
(実際のところ、合気道は体術が中心、ジェダイの戦い方は剣なのでまんま合気道、というわけではないのですが。)
スターウォーズは前回もお話しした通り、世界の黒沢などの侍映画の影響を強く受けており、
日本的な要素は沢山含まれているんですね。
そしてあの映画で度々登場する「フォース」という言葉。
こちらは作中では、「銀河系のあらゆる生命体を繋ぐエネルギー」で、
そこらじゅうに存在しているのだとか、
フォースと一体になることでどうのこうの・・・、
ライトサイドとダークサイドが・・・
とのことらしいのですが、
この「フォース」が合気道とジェダイを繋ぐポイントです。
考えるのではなく感じろ
前回の記事で合気道は、「動く禅」と称されるとお話しをしました。
そして合気道は宇宙の、自然の気の流れに一致して動く、
ということで「和合」や「合気」という言葉がよく使われます。
この「気」というのは自然のエネルギーであるとか、天地と一致した動きであるとか、
そういったものを差し、この辺りも「フォース」と合気が通じるポイントと言えます。
(こちらは精神論で、実際の動きとしてはテコの原理など物理学的な要素が大きいのですが。)
そして、合気道には「合気道道歌」と呼ばれる合気道の真髄を表した歌があるのですが、
その中にこのような句があります。
(以下はSawaの解釈です。道歌には特に意味の解説はないので私はこのように捉えています。)
”合気とは 解けば難し 道なれど ありのままなる 天の巡りよ”
スターウォーズには、
「考えるのではなく感じろ」
的な台詞が度々出てきます。
そして
「フォースを使え」
と。
合気道でも「気を出せ」だの「気を使え」「気を流す」だのといったことはよく言われ、
(だからと必ずしもそれが「フォースを使え」の意味合いと同じというわけではないのですが)
どちらも具体的な言葉で、理屈として理解できるものではないけれど、
確かにそこにある
という意味で、とても似たものがあると言えます。
己に打ち克て
続いてこちらは己を制する”克己、自律”の精神です。
実はこの前、丁度テレビでエピソード1が放送されていたので、
「懐かしい~」
と思って観ていたのですが、
その中でアナキン少年(後のダースベーダー)にヨーダが恐れは怒りに通じ云々、
怒りは暗黒面に…
といった趣旨のことを話していました。
恐れ、怒り、苦痛といったものは心を蝕む負の感情です。
そしてこういった負の感情は、相手に対する憎しみであるとか、
相手を負かしてやろうといった気持ち、
その他の悪い感情に繋がっていきます。
合気道は武道なので、
元々は「殺しの術」がベースにあるわけで・・・・・。
やり方を一つ変えるだけでも凄まじい
(一歩間違えるとマジで死にかねない…)
破壊力を持っているんですね。
だからこそ、
愛の精神でもってその力を平和のために。
無闇に人を傷つけず、和する方向に使わないといけないわけで・・・
(ですので合気道では一般に「倒す」という言葉は使わず「制する」と言います。)
恐怖心や己の中の負の感情に打ち克つ、
とか平和のためにその力を使う。
この精神も平和の為に強大なフォースの力を使い、ダークサイドから離れるジェダイの精神と通ずると思うのです。
ジェダイの精神は合気道という特定の武道に限らず、武士道に広く通じる精神、
多くの日本人が持っていた精神と似たものです。
ですが、平和や宇宙を満たすエネルギーとの繋がり、
という意味でも私はジェダイの姿にしばしば”合気”を感じるのです。
それでは、今回はこの辺で。次回は真面目な(笑)合気道についてのお話しです。
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