チームワークを発揮するためにはチームつくりが鍵を握っていた

こんにちは^^

今回のテーマはチームについてです。

画像はスポーツですが、スポーツの話はしません(笑)





今回の参考文献は、

齋藤ウィリアム浩幸さんの『ザ・チーム 日本の一番大きな問題を解く』です。
こちらの本はとても有名なので、読んだことある方もいるかもしれないです^^
そんな方は復習ということで!(笑)





☆歴史に残るチーム


人類を初めて月に運んだアポロ宇宙計画のチーム~

アポロ計画は、人類初の月面着陸に成功した壮大な宇宙計画です。
ケネディ大統領が「1960年代末までに人間を月面に着陸させ無事に帰還させる」と演説したのが1961年5月です。

その公約を推進したのが米航空宇宙局(NASA)でした。

アポロ計画には250億ドル(今の物価のレートで1300億ドル)の予算が投じられ、

民間企業も含めて40万人が動員されたと言われます。

何回もの失敗や事故を乗り越えて、

1969年7月にアポロ11号、同年12月にはアポロ12号が有人月面着陸に成功しました。

 ここで驚くことは、計画に参加していた技術者の10万人の平均年齢が27歳だったということです。

10年という長期の計画に人生を賭けるのだから、若くないとできないのかもしれないですね。

計画実施のリーダーである有人宇宙船センターのアポロ宇宙船計画室長を務めたジョセフ・シェイは、就任した時は30代だったそうです。

大役に抜擢された彼は、ミサイル業界出身のシステム技術者でした。

航空技術者とミサイル技術者という畑の違う技術者の混成チームを見事な手腕でまとめ上げ、歴史に残る偉業を成し遂げました。

~第二次世界大戦で絶対に破られないと言われていたナチスドイツの暗号エニグマを破ったイギリス政府の暗号学校の解読チーム~

エニグマって?

エニグマは1918年代にドイツで発明されて、ナチスドイツに採用された暗号装置です。

当時この暗号はとても難しく、多くの敵国の暗号読者を悩ませました。

その強みは、当日しか使えない日鍵を使っていたからだそうです。

そんなエニグマを破ったチームはどんな構成だったのでしょうか?

言語学、コンピューター、数学、統計学、文学の専門家に加え、チェスやクロスワードパズルの愛好家もいたそうです。

パズル愛好家は女性が多く、数学の天才アラン・チューリングも在籍していました。

第二次世界大戦のピーク時には1万人のスタッフがいました。

異質な人を集めたことが成功の要因と言われています。


☆ストーリーの主役はチームである


齋藤さんの考えるチームはもう少し幅広いです。
もう一つ例を見てみましょう。

ある日用品の世界的大手であるP&Gは主力商品の歯磨き粉の売り上げが伸び悩んでいました。

そこで、マーケティングのチームが連日、
どうやったら売上を再び成長軌道に乗せることができるかを議論していたそうです。

しかし、なかなか妙案はなく困り果てていました。

そんなある日・・・

会議室の掃除をしている中年の女性が顔見知りの一人につぶやきました。

「いいですか。ちょっと考えたんですけど、歯磨き粉のチューブの穴をいまより大きくすればいいんじゃないですか。」

このチューブの穴を大きくするというアイディアは盲点で、会議のメンバーは誰も気づいていませんでした。

何気ない提案でしたが、目から鱗の妙案だったのです。

この女性のアイディアはすぐに採用されました。

そして、アイディアを取り入れた新製品の売り上げは予想以上に大きく伸びたのです。

ここで重要なのが、掃除の女性が自分の仕事は掃除だけだと考えておらず、自分も会議のチームの一員であると思っていたからです。

売上低迷を自分の問題だと考えたから、アイディアを出す気になったのです。


チームの前提条件とは?


お互いの弱みを知っていること


強みではなく、弱みです。

齋藤さんの会社ではよく合宿をやったそうです。

初日はメンバーを1ヵ所に集め、インフォーマルな話し合いをします。

最初は趣味の話をします。

打ち解けてきたところで自分の弱みや失敗団を話すようにコーチが誘導します。
大切なのは上司が率先して話すことです。

そうなれば、他のメンバーも話しやすくなります。

人間は必ず弱点、欠点、短所があります。

本音でお互いの弱点や失敗談を話すことによって、自然に信頼感が生まれてきます。

そうなれば、別のミーティングで意見が対立し衝突(コンフリクト)が発生しても、
あの人の発言は悪気があってのものではないと理解でき、
相手の発言の背景も分かるようになります。

真剣に議論すると、コンフリクトが生まれます。
コンフリクトは起きるのが当たり前と考えましょう。
その摩擦からイマジネーションが生まれ、よいアイディアが出てきます。


チームの最適人数はピザ2つ 

2つのピザを食べられる人数、6人から8人がチームとして最適な規模であることを表現しています

このくらいですと、しっかりとコミュニケーションをとれるし、
互いの個性、強みと弱みを分かり合えるからです。

チームづくりが企業の盛衰を左右することは常識だから、
みんなチームをどう創るかどう良くしていくかについて試行錯誤しています。

チームをつくろうと思えば、自分と正反対の人間を選ぶことです。
この最初にチームを組むパートナは重要です。

言いだしっぺのリーダーは世の中を変える、

あるいは世の中に役に立ちたいと強烈な情熱、ミッション(使命感)を持っています。

その情熱に共感して「一緒にやりたい」と手を挙げて行動を起こすのが最初のフォロワーです。

この最初のフォロワーが登場しなければ、チームはいつまでたっても生まれません。

リーダーがいくら天才でも、一人だけでは世の中を動かすには至りません。

最初のフォロワーがリーダーのもとに駆けつけて行動を共にし、
その姿を見て第2,第3のフォロワーが集まってきます。



あれ????この言いだしっぺのリーダーはくみこさんにそっくりだなあ(笑)

この本は齋藤さんの経験談が入っていてとても勉強になると思います。

チームの大事さを感じることができるエピソードもたくさんです!

興味湧いたらぜひ読んでみてくださいね♡

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